はじめに
プログラムをしていると文字列を扱うことがよくあります。
そして文字数を知りたい場合というのもこれまたよくあります。
今回はPythonでの文字列の文字数の数え方のメモです。
サンプルプログラム
Pythonではlen関数を使用します。
len関数は引数で与えた文字列の文字数の結果をint型で返してくれます。
サンプルプログラムでは青空文庫より夏目漱石の「こころ」の冒頭部分を文字列のカウントとして使用しています。
# check_string_size.py
text = """
私はその人を常に先生と呼んでいた。だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。これは世間を憚はばかる遠慮というよりも、その方が私にとって自然だからである。私はその人の記憶を呼び起すごとに、すぐ「先生」といいたくなる。筆を執とっても心持は同じ事である。よそよそしい頭文字かしらもじなどはとても使う気にならない。
私が先生と知り合いになったのは鎌倉かまくらである。その時私はまだ若々しい書生であった。暑中休暇を利用して海水浴に行った友達からぜひ来いという端書はがきを受け取ったので、私は多少の金を工面くめんして、出掛ける事にした。私は金の工面に二に、三日さんちを費やした。ところが私が鎌倉に着いて三日と経たたないうちに、私を呼び寄せた友達は、急に国元から帰れという電報を受け取った。電報には母が病気だからと断ってあったけれども友達はそれを信じなかった。友達はかねてから国元にいる親たちに勧すすまない結婚を強しいられていた。彼は現代の習慣からいうと結婚するにはあまり年が若過ぎた。それに肝心かんじんの当人が気に入らなかった。それで夏休みに当然帰るべきところを、わざと避けて東京の近くで遊んでいたのである。彼は電報を私に見せてどうしようと相談をした。私にはどうしていいか分らなかった。けれども実際彼の母が病気であるとすれば彼は固もとより帰るべきはずであった。それで彼はとうとう帰る事になった。せっかく来た私は一人取り残された。
"""
print("文字数:" + str(len(text)))
len()の関数に文字列であるtextを渡しています。
len関数は改行や空白もカウントします。
print()で出力する時はlenの結果をstr()でキャストしています(len()の戻り値がint型のため)
これを実行すると
文字数:618
と文字数が表示されます。
さいごに
今回はPythonでの文字列の文字数についてでした。
文字数の確認はよく行うので知っていると便利だと思います。
また関数の名前もlen()で覚えやすいですね。
注意するのはprint()を使う際はキャストする必要があるのでそこは注意ですね。
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最後までお読みいただきありがとうございました。