Robotframeworkにリソースファイルと呼ばれるものがあります。
リソースファイルはほぼrobotframeworkと書き方が同じですが、testcaseは入れられません。
使い方は色々あると思いますが僕がリソースファイルを使ったのは複数のテストケースで共通する処理をまとめたライブラリ的な使い方です。
リソースファイルの簡単な使い方
フォルダ構成は以下とします。
main.robotとresource.robotを同じフォルダに置きます(違う場合は呼び出し時のファイルパスを変更)
/test_cases
|_______main.robot
|_______resource.py
それぞれのソースコードは以下の通りです。
#main.robot
*** Settings ***
Resource resource.robot
*** Variables ***
*** Keywords ***
*** Test Cases ***
リソースの呼び出しテスト
Hello World
# resource.robot
*** Settings ***
*** Keywords ***
Hello World
[Documentation] リソースが呼び出せるかを確認
Log to Console Hello World!!
実行するときはmain.robotの方を呼び出します。
robot main.robot
実行結果は
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Main
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リソースの呼び出しテスト Hello World!!
リソースの呼び出しテスト | PASS |
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Main | PASS |
1 test, 1 passed, 0 failed
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と言う風に出力されます。
例ではシンプルなコンソールへの出力ですが、引数の指定なども出来ます。
一つのテストケースに書き込みすぎたり、同じ処理をファイルごとに分けると修正が大変になるのでまとめられる処理は一つにするという汎用的な使い方が出来て便利です。
規模が大きい場合はリソースファイルが役立つと思います。
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