はじめに
Pythonでのプログラム実行時、外部の設定ファイルを読み込むことは一般的です。設定ファイルを分ける事で、変更や管理を容易にできるからです。今回は、Pythonで設定ファイルを読み込む基本的な方法についてのメモです。
サンプルプログラム
サンプルプログラム
以下は、config.iniというINI形式の設定ファイルを読み込むサンプルプログラムです。
設定ファイルのconfig.iniは次の通りです。
[DATABASE]
host = localhost
user = user_name
password = secret_password
設定ファイルを読み込むメインのソースコードは次の通りです。
import configparser
# 設定ファイル読み込み
config = configparser.ConfigParser()
config.read('config.ini')
# 設定ファイルからの情報取得
host = config['DATABASE']['host']
user = config['DATABASE']['user']
password = config['DATABASE']['password']
print(f"Host: {host}")
print(f"User: {user}")
print(f"Password: {password}")
実行すると、config.iniから取得したデータベースの情報が出力されます。
出力結果は次の通り。
Host: localhost
User: user_name
Password: secret_password
Tips
設定ファイルに関するTipsです。
- 設定ファイルの形式: 今回の例ではINI形式を使用しましたが、JSONやYAMLなど他の形式もよく使用されます。使用する形式に応じて、適切なライブラリを利用することができます。
- 秘密情報の取り扱い: 設定ファイルには、パスワードやAPIキーなどの秘密情報を含むことがあります。これらの情報は漏洩しないよう、適切なセキュリティ対策を行う必要があります。例えば、gitでのバージョン管理を行う際には、設定ファイルを
.gitignore
に追加するなどの対策が考えられます。 - 設定ファイルの場所: 設定ファイルの場所は、明確にしておくことが推奨されます。プログラムからの相対パスや絶対パスを利用して、設定ファイルの場所を指定できます。
さいごに
今回はPythonの設定ファイルの読み込みについてでした。
設定ファイルの読み込みは、Pythonプログラミングにおける基本的なスキルの一つです。適切に設定ファイルを使用することで、コードの再利用性やメンテナンス性を高めることができるので知っておいた方がいい知識ですね。
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