Robotframeworkはテストを自動で行うツールとして使われています(日本ではまだまだマイナーと思います)
僕自身がちょっとこのrobotframeworkについて調べることが仕事であったのですが、主に使うのはネットワークの装置にです。
ですが、どうもRobotframeworkはWeb系のテストとして使われていることの方が多いみたいです。
Webスクレイピングといえばseleniumが有名で、これは僕も使ったことが何度かありました。
毎朝Webにログインしなければいけないのですが、自分でするのが面倒で自動プログラムを作った時はこのseleniumを使いました。
そしてRobotframeworkでもseleniumが使えました。
pipインストールするのですが、seleniumでは出てこず調べたのでメモとして残します。
RobotframeworkでSeleniumを使う方法
robotframeworkで使う場合は『robotframework-seleniumlibrary』でインストールする必要があります。
pip install robotframework-seleniumlibrary
これでrobotframework状でseleniumlibraryが使えるようになります。
簡単なプログラム
非常に簡単な例ですが、Googleのページからキーワードを入力して検索するプログラムです
*** Settings ***
Library SeleniumLibrary
*** Variables ***
${BROWSER} chrome
*** Keywords ***
ブラウザオープン
[Arguments] ${url}
Open Browser ${url} ${BROWSER}
キーワード検索
[Arguments] ${target_word}
# テキストボックスにキーワードを入力する
Input Text name:q ${target_word}
Press Keys name:q RETURN
*** Test Cases ***
Googleを開く
ブラウザオープン https://www.google.com/?hl=ja
Googleで検索
キーワード検索 robotframework
BuiltIn.Sleep 5
Input TextやPress KeysのnameはHTMLの要素のnameが「q」の要素を探してそこにアクションを行っています。
Googleの検索ボックスは「q」という名前ですが、操作する画面によって当然異なるので、使用する画面によって使い分けてください。
またclassやidなどから要素を検索することも可能です。
このプログラムを動かすとrobotframeworkの検索結果が表示されて5秒後に画面が閉じられれます(sleepで5秒待っているため)
簡単な例ですが、こういったシンプルな内容を組み合わせることで複雑なことが出来るようになります。
お役に立ったなら嬉しいです。